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県立3大学改革推進会議初会合

基本計画策定へ本格論議[大学側「現場の意向十分に」]

県立3大学改革推進会議初会合 基本計画策定へ本格論議大学側「現場の意向十分に」

県立三大学の改革について協議する「県立の大学改革推進会議」(会長?長谷川信義副知事)の初会合が十五日開かれ、県立大と県立看護大統合の具体的な検討などを盛り込んだ県の改革方針が示された。県は今後一年間の推進会議の協議を踏まえ、大学改革基本計画(仮称)を策定する。(勝見啓吾)
改革方針は「二十一世紀に飛躍し、競争力のある、魅力あふれる大学」を目標に掲げ、主な事項として▽三大学を一括して設置運営する公立大学法人の設立▽大学の統合▽統合に合わせた学部?学科の再編▽カリキュラム改善など教育研究の充実▽
近隣大学や高校、産業界との連携の強化-を列挙。法人の設立は二〇〇七年度、県立大と県立看護大の統合は〇九年度をめどとしている。
推進会議は三大澳门英皇娱乐_澳门特区赌场や関係部長ら十人の委員で構成。下部組織として三大学の教職員や関係部次長による幹事会、専門部会を設ける。十二月に予定する基本計画の中間報告を受けて、公立大学法人設立に向けた準備委員会も設置する。
初会合では長谷川副知事が「県議会で知事が示した大学改革の方向を具体化し、取り組むための協議を進めたい」とあいさつ。今後の協議について佐々木雄太県立大澳门英皇娱乐_澳门特区赌场は「学部?学科の再編などは学術研究の動向を把握している現場の意向を十分にくみ取ってほしい」などと述べた。
県立3大学の改革の見通し
2005年
3月 県立の大学改革推進会議設置
4月 県庁に大学改革室(仮称)設置
12月ごろ 改革基本計画案(中間報告)策定
同 公立大学法人設立準備委員会(仮称)設置
2006年
3月ごろ 改革基本計画案策定
2007年
4月? 公立大学法人の設立
2009年
4月? 県立大と県立看護大の統合

出典

  • 中日新聞
    平成17(2005)年3月16日 朝刊 県内版 20頁

※この記事は中日新聞社の許諾を得て転載しています。